中田明子公式サイト

Blog

「人前で話すことへの苦手意識」をなくす方法②

「人前で話すことへの苦手意識」をなくす方法①の続きです。

 

 

 

 

次に、②相手起点の理由への対策です。

 

 

1つ目は、「勝手なストーリー」について。

 

 

 

  • ・つまらないと思われていそうで、いたたまれない
  • ・下手な講師だと思われているのではと不安
  • ・退屈だと感じさせてしまっているかも、と焦ってしまう

 

 

 

まず、これらの不安や焦りの原因は「想像」だとお気づきでしょうか。

 

 

無表情でぼんやりしているから…
つまらなそう?

 

 

笑いながら私語をしているから…
批判されている?

 

スマホを見ているから…
退屈そう?

 

 

あなたが勝手に「想像」しているだけで、

受講生が本当にどう思っているかはわからないことです。

 

 

わからないものを想像して、焦ったり不安になったりするのは…

自作自演の一人芝居!です。

 

 

 

以前、こんなことがありました。

管理職の方を対象にした、社員研修の講師をしていた時のことです。

 

約30名の会場の最後列で、腕組みしながら無表情で座っている社員さんがいました。

メモを取るでもなく、うなづくでもなく、ぼんやり、時折スマホを触っている。

 

「ああ、この方はあまり集中していないんだな」

 

話がつまらないかな、申し訳ないなと思いながら見ていました。

 

 

 

 

ところが、休憩時間にその方がやってきました。

 

「先生、さっきおっしゃっていた〇〇ですが、こういう場合だとどうなりますか・・?」

 

メチャクチャいい質問!!!

あ、聞いていたのですね…関心もお持ちだったのですね…!と心でお詫び。

 

 

見た目で判断してはいけない!

と反省しつつ、自分が勝手に作っていたストーリーに気づいた経験でもありました。

 

 

 

 

話すことへの苦手意識は、受講生の様子から

「勝手なストーリー」を作ってしまうことに一因があります。

 

 

受講生の反応がイマイチと感じていても

実はそうではないことがアンケートから分かる例も沢山ありました。

 

特に、自信がない状態だと自分で自分を追い込むストーリーを作ってしまいがち。

 

 

まずは落ち着いて深呼吸。

 

あなたがすべきことは、事前に準備した内容を確実に届けることだけです。

そこに全集中いたしましょう。

 

 

 

〜〜〜

2.「場作り」について

「人前で話すことへの苦手意識」をなくす方法③

へ続きます